心理教育の全体紹介
全体の構造は複雑そうですが、簡単に整理されています。
まず、プログラム・フレームは、A~C類(タイプ)とプロジェクト類(タイプ)に分かれます。
Aタイプ:健康や適応のための大きめの心の特性を育成するプログラム・フレーム
Bタイプ:特定の問題(いじめ)などに対応するプログラム
Cタイプ:朝の会など短時間で実施するプログラム
プロジェクトタイプ:将来学習指導要領に参入するためのプラン
A、Bタイプの下に、群があります。
Aタイプ(ベース特性用プログラム)
個別目標へのプログラム群:個々のプログラムが独立しています。
統合目標へのプログラム群:多くの目標を一度に達成する総合的プログラム・フレームです。
恒常的安定実施プラン群:プログラム・フレームをまとめて、恒常的に実施できるプログラムの集まりです。
Bタイプ(問題対処へのプログラム)
特定の問題へのプログラム群:いじめなど特定の問題に対応します。
全般的問題へのプログラム群:特定問題群の直接的な背景にある問題に対応します。
群の下に、同じような目標をもつプログラムをまとめた系があります。
系の下には、具体的なプログラムの情報が続きます。
※プログラム:個別のまとまりある教育 フレーム:プログラムではなく、対応の枠組や考え方
学校で、なぜ心理教育が必要なのか
近年、児童生徒は、心身の健康や生き住まう環境への適応が不十分です。
健康で適応的な子どもの状態は、学業を含めて、すべての活動の土台になります。
これまで学校では、この問題に十分な対応ができていませんでした。
対応の中では、問題が起こってからの対応だけではなく、問題を未然に防ぐ対応、つまり、予防的な対応が最も大切です。
このウェブサイトでは、問題を未然に防ぐ心理教育プログラム・フレームを、まとめて紹介しています。
まずは、興味をもたれる教育を学校に導入してください。