SEL-8S(セル・ハチエス)
Aタイプ 統合目標へのプログラム群 総合教育系
教育の目標(最終目標とその構成目標)
・小中学生を対象にし,自己の捉え方と他者との関わり方を基礎とした,社会性(対人関係)に関するスキル,態度,価値観を身につけることを目標とする。
・具体的には,①自己への気づき,②他者への気づき,③自己のコントロール,④対人関係,⑤責任ある意思決定,⑥生活上の問題防止のスキル,⑦人生の重要事態に対処する能力,⑧積極的・貢献的な奉仕活動力の8つの能力を高める。
実施学年
小学校1年~中学3年
実施時間数
・小学低学年(1・2年),中学年(3・4年),高学年(5・6年) 各18時間(ユニット)
・中学1~3年 各学年12時間(ユニット)
実施の対象時間
特活,総合的な学習の時間,学校行事,道徳など
教育方法の特徴
・楽しく学べるように,ペープサートや紙芝居,ゲームや身体活動,ロールプレイが用意されている。
・学習内容の定着を図るために,学習の要点が語呂合わせで工夫され,掲示用ポスターが用意されているものが多い。
・既存の教育課程内の学習の差し換え,あるいは一部追加によって実施できる。
・学習(ユニット)の実施時期,実施順序,実施回数は定められていない。そのため,児童生徒の実態に合わせて学習(ユニット)を配置しやすく,各学校の教育課程に組み込みやすい。
効果評価方法
・児童生徒による自己評定として,①SEL8つの能力,②規範意識・規範行動,③自尊感情のアンケート用紙と集計ソフトが用意されている。
・教師による評定として,①SEL8つの能力,②規範行動のアンケート用紙と集計ソフトが用意されている。
情報の参照場所
・子どもの人間関係能力を育てるSEL‐8S 1 社会性と情動の学習〈SEL‐8S〉の導入と実践 ミネルヴァ書房
・子どもの人間関係能力を育てるSEL‐8S 2 社会性と情動の学習〈SEL‐8S〉の進め方 小学校編 ミネルヴァ書房
・子どもの人間関係能力を育てるSEL‐8S 3 社会性と情動の学習〈SEL‐8S〉の進め方 中学校編
・教育効果については,下記のSEL-8研究会ホーム・ページに掲載
その他,ご紹介したいこと
・SEL-8研究会のHPでは,次のものをダウンロードできる。
授業用資料(学習プリント,配布資料,ポスター)
小学生の保護者対象ワークショップ(15分程度)資料
問い合わせ先
SEL-8研究会 リンクへ
情報提供: SEL-8研究会 小泉令三(福岡教育大学名誉教授)