感情の理解と対処の育成
Aタイプ 個別目標へのプログラム群 感情・情動の理解と対処系
教育の目標(最終目標とその構成目標)
・感情への教育は総じて,健康や適応を導くことが明らかとなっている。
・本プログラムでは,全学年に共通して,感情を同定し,理解し,対処(対応)しようとすることを目指す。
・小学校3〜5年生では主に自分の感情について(3年生:怒り感情,4年生:落胆感情,5年生:正負感情全般),小学校6年生以降は相手の感情についてアプローチする。
実施学年
小学校3年~6年,中学1年 ※中学1年版は,それ以降の学年にも使用できる。
(現在,小学校1・2年生版を新たに開発中)
実施時間数
各学年 4時間
実施の対象時間
総合的な学習の時間,道徳,特活など,学校の裁量で実施できる。
教育方法の特徴
・このプログラムは,トップ・セルフと呼ばれる教育プログラム群に属する1つである。
・トップ・セルフの教育方法の特徴として,児童生徒への誘引度が高い教育方法をとる。
・アドベンチャータイプのアニメ・ストーリーの流れに沿って,ゲームあり,音楽ありの多彩な活動で教育目標を自然と達成する。
効果評価方法
教育目標の達成を,質問紙法で測定する査定道具あり。希望により,顕在的・潜在的感情の変化も確認可能。
情報の参照場所
教育の理論
<書籍> 予防教育科学に基づく「新しい学校予防教育」(第二版)(鳴門教育大学)無料配布
教育方法
<書籍> 「総合的ガイドブック」(鳴門教育大学) 無料配布
<論文> 内田香奈子・山崎勝之 (2022). 学校予防教育プログラム“感情の理解と対処の育成”短縮版 ~小学校6年生における,新たな方途を用いた授業内容~ 鳴門教育大学研究紀要, 37, 46-79. リンク
教育効果
<論文> 内田香奈子・山崎勝之 (2024). 感情教育介入による情動焦点型コーピングの変容に及ぼす潜在的・顕在的感情の影響 鳴門教育大学研究紀要 39, 48-55.
その他,ご紹介したいこと
・子どもたちが,実施を待ちに待つほど,魅力的な教育
・実施に際しては,授業教材他必要物のすべて入ったDVDを無償貸与。また,授業や評価実施への十分な支援あり。
問い合わせ先
鳴門教育大学予防教育科学センター
TEL:088-687-6612
FAX:088-687-6604
メール:prevent-ctr@naruto-u.ac.jp
特定非営利活動法人 予防教育科学アカデミー
メール:yobokyoiku.academy@gmail.com
情報提供: 鳴門教育大学 内田香奈子